チラシの作り方|AIツールで文章とデザインを分ける個人店の手順

チラシの作り方|AIツールで文章とデザインを分ける個人店の手順

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来月の告知チラシ、文章とデザインのどちらから手をつけていますか。1つのツールで全部やろうとすると、見出しを考えては配置を直し、また文章に戻る。気づけば閉店後の数時間が1枚で終わり、近所の店と似た見た目になっていないか、AIが妙なことを書いていないかも気になります。

チラシの作り方をAIツールで楽にするなら、文章はCatchy、デザインはMiriCanvasと、工程ごとに道具を分けるのがこの記事の答えです。どちらも0円のプランがあり、チラシ1枚をPDFで保存するところまで費用はかかりません(印刷代は別です)。AIの案はそのまま使わず、最後は店主が事実を確かめて直す前提です。

早見表:チラシ作りに使うAIツールの選び方

いま使っている道具と、告知を出す回数を思い浮かべてください。上の行から読み、最初に当てはまったものがおすすめです。

いまの状況 文章 デザイン
Canvaでチラシを作っていて、デザインには困っていない 自分で考えるか、無料の汎用AI Canvaのまま
チラシの文章を書くのは年に1〜2回だけ 自分で考える+ChatGPTの無料版など CanvaかMiriCanvasの無料プラン
AIに「誰向けに・何文字で」と指示を書くのが苦にならない 汎用AI MiriCanvasの無料プラン
年に3回以上告知を出し、AIへの指示文を考えるのは面倒 Catchyの無料プラン MiriCanvasの無料プラン

年に何度も告知を出す人ほど、毎回つまずくのは見出しの文章です。文章の工程を受け持つCatchyから紹介します。

指示文を考えずに、入力欄を埋めるだけで見出しの案を並べたい人向けです。

  • お金:Freeプランは0円で、毎月10クレジット(文章を作るたびに減る回数券のようなもの)が付きます。有料のStarterは月3,000円からです(公式の料金表に税込・税抜の記載はありません)
  • 手間:キャッチコピーや広告文など100種類以上の生成ツールがあり、Freeプランでも全部使えます
  • 合わなかったとき:Freeは0円のプランなので、使わなくなっても料金は発生しません

▼ Catchyの公式サイトが開き、料金プランと無料で使える範囲を見られます



この記事の調べ方
– CatchyとMiriCanvasの公式の料金ページ、MiriCanvasの公式トップ、印刷会社ラクスルの入稿前チェックリスト、消費者庁の景品表示法の解説を2026年11月3日に確認しました
– 口コミは、レビューサイトITreviewのCatchyのレビュー3件とMiriCanvasのレビュー10件を読み、チラシ作りの工程ごとに分けました
– 当サイトではどちらのツールも実際には使っておらず、使い心地は公式情報と出典のある口コミで書いています

議事録や資料づくりも含めて、仕事のどこにAIを使うかを先に決めたい人は、ひとり社長のAIツール目的別まとめから読むと全体が見えます。

AIでチラシを作るツールを選ぶ3つの基準

チラシ1枚を作る個人店なら、機能の多さより次の3つで選ぶと迷いません。

  1. 工程に合っているか:見出しの案を出す道具と、紙面を組む道具は得意なことが違います。1つで全部こなそうとすると、どちらも中途半端になりがちです
  2. 無料で保存まで進めるか:有料の素材や回数制限で、最後の保存の段階で止まらないか
  3. 人が直しやすいか:案を並べて選べるか、テンプレートの文字や写真を差し替えるだけで形になるか

1位にした組み合わせと理由

候補は、当サイトでこれまで料金と口コミを調べた文章のAI2種(Catchy・ChatGPTなどの汎用AI)とデザインの道具2種(MiriCanvas・Canva)です。上の3つの基準に当てはめ、1位を「文章=Catchy、デザイン=MiriCanvas」の組み合わせにしました。根拠は次の3点です。

  • どちらも0円のプランがあり、チラシ1枚をPDFで保存するまで費用がかかりません
  • Catchyは入力欄を埋める形なので、AIへの指示文を一から考えずに見出しの案を出せます
  • ITreviewのMiriCanvasのレビューで、チラシや印刷物に触れた3件はいずれもテンプレートの見栄えを評価していました

チラシの作り方を5つの工程に分ける(工程表)

道具を分けるとき大事なのは、どの工程でどの道具を開くかを先に決めておくことです。始める前に、次の3つを手元にそろえておくと途中で止まりません。

  • 告知の中身:日付・曜日・時間・価格・予約や申し込みの方法
  • 店の写真(スマホで撮ったもので十分)と、店までの道順のメモ
  • 2つのツールに無料登録する時間(初回だけ。下の表の時間には入れていません)

各ツールの公式の手順と、当サイトの過去の記事の見積もりをもとに、1枚を作る流れを工程表にしました。時間は当サイトの目安で、写真の準備や慣れで前後します。

工程 やること 道具 時間の目安
①材料を書き出す 誰に・何を・いつ・どこでを書く 紙かメモアプリ 10分
②見出しの案を出す 案を並べ、3つに絞って直す Catchy 10分
③テンプレートを選ぶ 用紙の大きさと業種名で探す MiriCanvas 10分
④差し替える 見出し・日付・写真・道順を入れる MiriCanvas 20〜30分
⑤確かめて保存 下のチェックリストを見てPDFで保存 店主の目+MiriCanvas 10分

合わせて1時間〜1時間10分ほどです。②で選んだ見出しは、コピーしてMiriCanvasの文字の枠に貼り付ければ④に移れます。①の材料の書き出し方は、キャッチコピーが思いつかない個人店へ|AIで案を出すチラシ作りの手順のチェックリストがそのまま使えます。

工程を分けておくと、④の途中で見出しが気に入らなくなっても②に戻れば済み、デザインの画面で文章を考え込む時間が減ります。

工程ごとのおすすめAIツール4つ

①Catchy:見出しの案を出す工程に

Catchyは株式会社デジタルレシピが運営する、AIで文章を作るツールです。キャッチコピー用のツールに店の材料を入れると、複数の案が並びます。

料金はFreeが0円・毎月10クレジットで、作業をまとめる「プロジェクト」は1つまでです。Starterは100クレジットで月3,000円、無制限のProは月9,800円です(2026年11月3日の公式表示)。1クレジットで何案出るかは、公式の料金表には書かれていません。

  • 向いている人:年に何度も告知を出すのに、AIへの頼み方が分からない人
  • 弱点:ITreviewのレビューは3件・平均3.7と少なめです。似た案にもクレジットが減る、誤った文章でも減るという声があります
  • それでも選ぶなら:材料を先に書き出してから1回で入力すると、無駄な消費を減らせます。チラシの見出しを出す程度なら、まず無料の10クレジットで足りるかを見れば十分です

料金の1年・3年の総額と口コミの内訳は、キャッチコピーの記事にまとめています。

②ChatGPTなどの汎用AI:指示文を書ける人の文章づくりに

無料版から使え、見出しだけでなく本文の言い回しや、お知らせの文の下書きにも使えます。

  • 向いている人:何を、誰向けに、何文字で、と指示を書くのが苦にならない人
  • 弱点:指示があいまいだと無難な文になりやすく、毎回の指示を考える手間が残ります
  • それでも選ぶなら:①で書き出した材料を、そのまま指示文に貼り付けると手間が減ります

③MiriCanvas:紙面を組む工程に

MiriCanvas(ミリキャンバス)は、ブラウザで使えるデザインツールです。無料プランはテンプレート5万種以上、写真・グラフィック35万点以上、保存容量1GB(作ったデザインや写真を置いておける場所)で、PDFで保存できます。

公式トップにはAIライティングやAIポスター生成の機能も並んでいます。ただ、無料プランで使える回数は料金ページに書かれていないため、この記事では見出しの案はCatchyで出す前提にしています。

  • 向いている人:テンプレートの文字と写真を差し替えて、短い時間で見栄えのする紙面にしたい人
  • 弱点:ITreviewでは、ポップなテンプレートが多く改まった場面に合いにくい、漢字の多い文に合うフォントが少ない、という声がありました
  • それでも選ぶなら:イベントや新メニューなど、明るい雰囲気の告知なら気になりにくい点です。文字の多いお知らせは、見出しを短くし、詳しい説明を裏面や店頭の掲示に回すと読みやすくなります

Canvaとの細かな違いはCanva以外の無料デザインツール|MiriCanvasとの違いと選び方、登録から保存までの手順はMiriCanvasの評判と使い方で詳しく書いています。

見出しは決まったのに、紙面づくりでつまずいている人に向けて、MiriCanvasを無料で試すときの条件をまとめます。

見出しが決まったら、テンプレートに当てはめて紙面の形を見てみたい人向けです。

  • お金:無料プランは公式の料金ページで「永久無料」と案内されています(2026年11月3日時点)。王冠の印の付いた有料の素材を使わなければ0円のままです
  • 手間:ブラウザで使えて、ソフトのインストールは要りません
  • 合わなかったとき:無料のまま使うのをやめれば、費用はかかりません

▼ MiriCanvasの公式サイトが開き、無料登録をしてチラシのテンプレートを探せます

インストール不要!誰でも簡単に使えるWebデザインツール【MiriCanvas】

④Canva:すでに使っている人の紙面づくりに

テンプレートと素材の数が多く、使い方の解説も探しやすいデザインツールです。無料版で保存まで進められます。

  • 向いている人:すでにCanvaに慣れていて、困っていない人
  • 弱点:テンプレートを写真も色もそのまま使うと、同じテンプレートを選んだほかの店と似た見た目になることがあります。これはMiriCanvasでも同じです
  • それでも選ぶなら:写真を自分の店のものに替え、②で作った見出しを入れれば、店らしさは十分に出せます。乗り換える必要はありません

4つのツールの比較表

ツール 受け持つ工程 無料で使える範囲 有料にした場合
Catchy 見出し・短い文章 毎月10クレジット Starter月3,000円〜
汎用AI(ChatGPTなど) 見出し・本文の下書き 無料版あり この記事では比べていません
MiriCanvas 紙面を組む・保存 テンプレート5万種以上・1GB Proあり(11月3日の料金ページに金額の表示なし)
Canva 紙面を組む・保存 無料版で保存まで 有料版あり(金額は上のCanvaとの比較記事に)

CatchyとMiriCanvasをどちらも無料プランで使えば、1年続けても0円です。Catchyだけ100クレジットのStarterにした場合は、表示の金額(税込・税抜の記載なし)のままで月3,000円×12か月=1年36,000円になります。有料を考えるのは、無料の10クレジットが毎月足りなくなってからで間に合います。

印刷・配る前のチェックリスト

AIの出力も、テンプレートの見栄えも、最後に確かめるのは店主です。⑤の工程で、次の項目を上から見てください。

  • 日付・曜日・営業時間・価格が、実際の予定と合っている
  • 電話番号・住所・道順が正しい
  • 見出しに、根拠のない「地域で一番」や、効果を言い切る言葉がない
  • AIが書いた文に、店で実際にはしていないサービスが混じっていない
  • テンプレートに残っていた見本の文字や写真を、すべて差し替えた
  • 写真は自分で撮ったものか、ツールの素材を使った(ネットで見つけた写真は使っていない)
  • 王冠の印の付いた有料の素材が残っていない
  • 印刷するなら、最初に選んだテンプレートの大きさが用紙と合っている
  • 印刷会社の入稿条件(PDFで受け付けるか、色の扱い)を確かめた

3つ目の項目は、景品表示法に関わるところです。消費者庁の解説では、品質や価格などを実際よりも著しく良く、または有利に見せる表示を禁止しています。迷う表現があれば、使わないか専門家に確認しましょう。

印刷会社の条件は会社ごとに違います。たとえばラクスルの入稿前チェックリストでは、PDFを受け付け、画面用の色(RGB)で作ったデータは印刷用の色(CMYK)に変換するとしています。仕上がりの色が画面と少し変わることがある、と覚えておくと慌てません。

チラシ作りのAIツールでよくある質問

2つも登録すると、知らないうちにお金がかかりませんか?

どちらも0円のプランのまま使い、MiriCanvasで王冠の印の素材を選ばなければ、ツールの費用はかかりません。お金がかかるのは印刷代だけです。

1つのツールで全部済ませられませんか?

できます。MiriCanvasにはAIライティングの機能があり、Canvaだけで作る人も多くいます。この記事で分けて紹介したのは、見出しの案をたくさん並べて選ぶ工程と、紙面を組む工程で、得意な道具が違うためです。1枚作ってみて、1つで足りると感じたらそれで十分です。

AIが作った文章やデザインを、そのまま印刷していいですか?

おすすめしません。AIの案には事実と違う内容が混じることがあり、テンプレートには見本の文字が残りがちです。上のチェックリストで確かめてから印刷してください。

MiriCanvasで作ったチラシを、店の宣伝に使っていいですか?

使えます。MiriCanvasの公式の著作権ガイドでは、宣伝用の印刷物・Web・動画に商用で使えると案内しています。一方、テンプレートを作り変えてほかの人に配ったり売ったりする使い方や、販売する商品のデザインに使うことは認められていません。

まとめ

チラシの作り方で時間がかかる原因は、文章とデザインを1つの画面で行ったり来たりすることです。工程を5つに分け、見出しはCatchy、紙面はMiriCanvasと開く道具を決めておけば、初回の登録を除いて1枚を1時間ほどで形にする段取りが組めます。

今月や来月に告知の予定があり、毎回見出しと紙面の両方で止まっている人は、次の1枚で試すと合うかどうかが分かります。Canvaで困っていない人、文章を書くのが年に1〜2回の人は、今の道具のままで十分です。

試すと決めた人は、工程表の順に進めるのが近道です。最初の夜にやることをまとめます。

次の告知1枚を、工程表の順で作ってみたい人向けです。

  • 最初の30分:①の材料を書き出し、Catchyで見出しの案を出して3つに絞る(Catchyは記事の前半、早見表の下の案内から開けます)
  • 次の30分:MiriCanvasで業種名と「チラシ」「ポスター」でテンプレートを探し、見出しと日付を入れる
  • 仕上げ:上のチェックリストを見てから、PDFで保存する

▼ MiriCanvasの公式サイトが開きます。無料プランで使えるテンプレートと、Proとの違いを見られます

インストール不要!誰でも簡単に使えるWebデザインツール【MiriCanvas】

ほかのAIやWebツールの活用法はAI活用カテゴリーでも紹介しています。

料金・仕様は2026年11月3日時点の公式情報です。

参考

使えるナビ編集部

この記事を書いた人

使えるナビ編集部

運営:株式会社大和住商(千葉県旭市)

ひとり社長・個人事業主向けに、仕事の道具の選び方をまとめています。料金・仕様は公式サイトで確かめて出典と確認日を載せ、使っていない商品を使ったようには書きません。料金・仕様は変わることがあるため、お申し込みの前に公式サイトで最新情報をご確認ください。